足利義昭: 流れ公方記 (人物文庫 み 2-2)
足利義昭: 流れ公方記 (人物文庫 み 2-2) / 感想・レビュー
田中峰和
信長の物語では脇役で登場する室町15代将軍、義昭を主役とする作品。少年時代、足利家の菩提寺等持院で小僧だった水上にとって、15人の将軍木像は成人後も思い出深い。中でも気持ち悪く印象に残ったのが義昭像だった。兄の義輝が松永久秀らに自害に追い込まれ、細川藤孝らに担ぎ出された義昭。将軍家再興のため本人もその気になったのはいいが、29歳で還俗した身ではあまりに経験不足。信長に利用されながら政権を掌握しようとするが、結局は操り人形でしかなかった。信長や秀吉を主役にする作品では記憶に残らない人物名も多く勉強になった。
2020/05/06
Ryuji
★☆☆☆☆読む前にパラパラとページをめくって、読むのが大変そうだなと思っていたのですが・・・。読み始めて約半分100ページ超で読了を断念。小説として読むのには、私的にはちょっと厳しい。
2013/04/18
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