織田信長 下: 炎の柱 (人物文庫 お 6-2)
織田信長 下: 炎の柱 (人物文庫 お 6-2) / 感想・レビュー
イプシロン
著者が執筆当時に嵌っていた趣味の「香木」が、上手いこと小説のモチーフとなっている。架空の人物であろう、沼沢木斎という名前からもそれが伺える。沼や沢に根を張った木が水の影響をうけて、少しずつダメージを負った樹脂がやがて沈香へと変わる。それは、人間が傷つきながら老いることで、周囲の人々を癒やすような香を発するようになって欲しい、という著者の願いでもあるのだろう。三大香木のうちの2つ、金木犀をお市の方と結びつけ、クチナシを信忠が理想とみた女、飛鳥井の北の方と結びつけたりと、匂いたつような小説であった。
2023/06/29
Book Lover Mr.Garakuta
【図書館】【速読】:面白かった。信長と家臣団の軋轢を感じれる本だった。星4/5。
2022/01/29
ポウ
今の常識から考えたらなかなか理解しきれない戦国時代。もし書かれてる事が目の前で起こったら、きっと僕は立っていられないだろう。
ハッチ
★★★☆☆もっと、信長や光秀の心情心理が描かれてたら面白かったと思う。
2014/03/21
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