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娘時代: ある女の回想

娘時代: ある女の回想

娘時代: ある女の回想

作家
シモーヌ・ド・ボーヴォワール
朝吹登水子
出版社
紀伊國屋書店
発売日
1961-06-01
ISBN
9784314000178
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娘時代: ある女の回想 / 感想・レビュー

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新田新一

ボーヴォワールの自伝。幼少期から大学でサルトルに出会うまでが描かれています。深く心を動かされ、良い本を読む喜びを噛みしめました。この本は多面的で、いろいろな角度から楽しめます。まず、歴史の記録として面白いと思いました。第一次世界大戦が始まった時のパリ市民の様子を活写。大学で初めてシモーヌ・ヴェイユに会ったときのことも描かれています。私はヴェイユに傾倒しているので、この場面は感動しました。都市小説としても面白いです。様々な人たちが暮らすパリの息吹が鮮やかに伝わってきます。(コメント欄へ続きます)

2024/10/28

meg

うつくしい文章。たゆまず歩みたいと、ボーヴォワールの背中をみた。

2024/07/06

春ドーナツ

感情を言語化するのに困難を覚える。因果を探していると方角を見失うし、矛盾がきつく結びついている。そもそも私が持っている言葉が少ない。方法論のひとつとして「理論武装」があるのではないかと本書を読んで感じた(哲学するも同義か?)。シモーヌ女史の心の巡礼を辿っていると「アンの青春」以降のアン・シャーリーをちょっぴり思い出す。感情を理屈にパラフレーズする為には、女史のように、たくさん本を読んで引き出しを増やさなくてはならないと思う。百頁を超えた段階で、ようやく彼女の「感情を考える」リズムに追いつくことができた。

2018/06/03

きのこ

高校の図書室をフラフラしていて見つけた。ボーヴォワールの自伝はこのあと「女ざかり」「或る戦後」と続くが、自分が高校生だったので同じ世代のこれが一番心に残った。今読んだら違うかも。

manele

ボーヴォワール自身の若い頃の回想録。大変共感出来る内容が多く興味深かった。ボーヴォワールの他の作品も是非読んでみたいと思ったが、まだ読めずにいる。

2015/04/01

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