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オトメの祈り: 近代女性イメ-ジの誕生

オトメの祈り: 近代女性イメ-ジの誕生

オトメの祈り: 近代女性イメ-ジの誕生

作家
川村邦光
出版社
紀伊國屋書店
発売日
1993-12-15
ISBN
9784314006064
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オトメの祈り: 近代女性イメ-ジの誕生 / 感想・レビュー

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アノニマス

女学生の方々が使われる「○○だわ」「○○してよ」といった言葉は上品な印象があったので「いわば共通語として、あえて『下品』とレッテルを貼られた言葉を保持した」結果の言葉遣いだということがとても意外。現代でも恐らく「想像の共同体」を構築するために多くの人が独特の言い回しをしているのをネット上で見かける。美顔器の広告の「どんな醜いお顔でも~」のインパクトが凄い。

2024/05/10

双海(ふたみ)

近代化の荒波のなか、可憐に花ひらく少女たちのワンダーランド。『女学世界』などの女性雑誌を通して、オトメたちがつくりあげた、不思議な共同体(著者曰く、オトメ共同体)を考究する。

2023/04/01

まさきち

「てよ、たわ、わよ」、「遊ばせ」などのオトメ言葉は元々下町の下層階級の言葉が元というのも、それを下品と断じる教育者の様子も、その言葉を用いる女学生雑誌も、単に良妻賢母だけに染まらないオトメたちもどれも興味深い。さながら現代の赤文字雑誌とかVERYとかそんな感じだけど、上から外から批判する専門家という種族も今も全く同じ構図だと思って読了。大学の課題図書で読んだが、大学で指定されなければ読む機会はなかったと思うので課題を考えながら読めたことは貴重だった。

2018/01/16

take0

刊行が1993年ということで25年も前なので、今読むとあまり新鮮味は感じられなかった。「少女論」としては古典の部類に入るのだろうか?大正期の『女学世界』という雑誌の、特に読者投稿記事に注目して、当時の読者層における共有される心性(著者はそれを「オトメ共同体」と呼んでいる)を浮き彫りにしようとする試み。引用されている読者投稿が面白くまた微笑ましい。

2018/09/29

nash

再。

2015/05/31

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