分裂分析的地図作成法
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分裂分析的地図作成法 / 感想・レビュー
またの名
「当時フロイトとフリースの往復書簡を読み返し、この奇妙な同性愛関係について自問していた」時期の夢の連想から「心の奥底で重要な位置を占めるのはジル・ドゥルーズの名前」とノロケてきてごちそうさま。全体的に独自用語が暴走する書の基調は、データバンクや情報通信の機械状システムと人間が混ざり合って知識の表面的な民主化およびそれにも関わらず排他主義や人種主義が進行する現状の分析と、人間の自然言語以外にも情報コードや記号配列の内容が物理的身体的エネルギーへ転換可能だと示す、総合理論の構築。意味不明な図を沢山鑑賞できる。
2022/09/26
大ふへん者
要再読。超難解、日本語でおk。という感想だが随所で私自身とかなり似た発想があったので面白かった。
2014/05/04
ルンブマ
ガタリの『分裂分析的地図作成法』は、「頑張り」のログ化の重要性を説いていると思う。ある方法によって、その頑張りを(ジャコモ・バッラのあの犬の軌跡を更に増やしていくように)ログ化していくと、自己を超・肯定するような、ひとつの御守りが完成する。その御守り作成法を、超複雑に述べている。その作成法の読解には、(フロイトとラカンはもちろんのことではあるが)トータルセリエリズムに関する知識があると結構読みやすくなる。
2024/03/26
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