感情力: 自分をコントロ-ルできる人できない人
感情力: 自分をコントロ-ルできる人できない人 / 感想・レビュー
香菜子(かなこ・Kanako)
感情力―自分をコントロールできる人できない人。フランソワルロール先生とクリストフアンドレ先生の著書。良い感情をコントロールすることは出来るけれど、悪い感情をコントロールするのは簡単ではない。怒り、恨み、嫉妬、羞恥、羨望、恐怖、絶望といった負の感情と上手に付き合うためのヒントがもらえる良書。
2018/12/13
マーシー
クリストフアンドレ氏2冊目。改めて自分の感情について考えた。全ては生き残るために生まれた力は悪いことではない。受け入れて適切に運用したい。あと相手の表情を見て、そして聞いてみるということが大事だとわかった。なんというかこれがきっかけとなって防衛機制について調べた。全ては僕らが生き残るため、子孫を残すため、尊厳を守るため。成熟した防衛機制取れば群れの中で生存できる確率が上がる。ユーモアをなぜ使わなければいけないか。今は群れのど真ん中にいるということをイヌイットの例を参考に理解することができた。怒るべきところ
2018/12/23
ひのじ
感情力を高めるためには感情の知識ーーつまり自分の感情に気付く符号を得る必要がある。そして相手の気持ちに共感する観察力と相手の気持ちを言葉にして確認できれば自在になる。図らずも、自分の本読みの目的に出会うとは。 歳とれば怒りと羨望は整理できるよ。
2020/07/04
abekinu
このコンビの本を以前読んだところ相性が合うようで、他の著書も読んでみました。著者は精神科医ということもあるのか、私にとっては読みやすい。特に精神疾患と誰もが感じる精神的ストレスの違い。人間誰もが持つ感情、それは過去の歴史からきているもので自然もの。それを無理やり抑え込もうとしてギャップが生じてしまいバランスが崩れるときもある。病気もそうだが、悪いことや感情全てを拒絶するのではなくうまく付き合えるようになりたい。
2014/11/05
りんご
人の気持ちが分からないって昔からずっと思ってる。最近は自分の気持ちも分からない。でも皆それで良いやって思ってるのか?気持ちなんて分からないもんだと割り切らないといけないのか? ダーウィンの提唱した6つの感情(怒り、羨望、喜び、悲しみ、羞恥、嫉妬、恐怖)に加え、恋愛についても分析する。ただ分析して終わりではなく、例えば怒りを抑えてしまう人に向けて怒る方法を教えてくれていたのが良かった。所々で紹介される文学の引用が綺麗だった。
2021/12/14
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