〈選択〉の神話――自由の国アメリカの不自由
〈選択〉の神話――自由の国アメリカの不自由 / 感想・レビュー
くさてる
みんな大好き「自己責任」。でもそれは本当に「自己責任」なのか?「自分で選んだことでしょう?」と片付けがちな他人の問題も、そんなに簡単に割り切ることが出来ないことに気づかされた。人間の自由意思の曖昧さと影響されやすさを自覚することの大切さと、自分自身にもその弱さがあることを認めることによって他者にも寛容になることの重要さがよく分かる一冊。
2013/07/17
カイ
様々な場面で都合よく使われる「自己責任」という言葉がある。果たして本当にその選択は自分の意思によるものだろうか。その選択に他者や環境、状況、分化などの介入は一切ないといえるのだろうか。どんな結果でもそれは「あなたが選んだせい」などと言い切れないことが多々あることに気付かされる。そしてその仕組を知っていれば、よりよい選択が可能となることを示してくれます。
2013/08/05
イシュア
副題に「自由の国アメリカの不自由」と書かれているが、筆者の批判は対象をアメリカから日本に変えたとしても十分あてはまるものだろう。
2015/06/18
ソーシャ
アメリカのロースクール教授が、法学・心理学・経済学などの様々な知見を参考にしつつ、「選択の自由」や「自己責任」について具体的事例を交えて語った本。以前からなんとなく思っていたことが分かりやすく書かれていました。法と心理学の未来はこういう方面にあるのかもしれません。
2014/01/26
偏頭痛
自己責任の見方とかなるほどなと思う。選択をつねに自由にできてるわけではないというのもその通り。なかなか興味深い。あと法ってそもそも曖昧に作るのに驚いた。
2013/10/05
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