ダメをみがく: “女子”の呪いを解く方法
ダメをみがく: “女子”の呪いを解く方法 / 感想・レビュー
なゆ
読んで気が楽~になったかも。お二人は実際はそんなにダメダメではないんだろうな~と思いつつも、ありがち、冒しがちなダメっぷりとその対処法が分かりやすくて面白い。〝他人を使ってガス抜きする人から逃げろ〟、〝自分に親身になってくれる人は必ずしも正しい判断をしない〟、〝共感を求めてステキ路線に行くのはまずい〟とか、教訓にしたい。文筆一本になった津村さんの新たな執筆ライフサイクルや、これまでの作品のネタになってるであろうエピソードなんかも垣間見えるのが嬉しい。深澤さんはとくダネ!コメンテーターのあの人だったとは!
2013/07/21
tu-bo@散歩カメラ修行中
ブックオフで、大好きな津村記久子さんの名前を見つけて購入。拾ったような値段でした。草食男子の名付け親の深澤真紀との対談で、駄目だと思っている二人が、だめでもいいじゃんと開き直っている本です。深澤さんが、リードする形で、仕事、生活、家族について語っています。津村さんは、発言量は少ないけれど、いろいろな作品に登場する登場人物に重なりました。声は小さいけど、優しくて、強い。
2017/07/08
ゆにこ
二人ともきちんと仕事をしているし、ちっともダメではない。ダメでいいんだ、ぽんこつでいいんだと思えば毎日楽。
2013/12/15
里季
「ダメ」てなんやろ?芥川賞受賞作家の津村記久子と編集者・コラムニストの深澤真紀の対談本。第Ⅰ部が仕事編、第2部は生活編。津村さんは私より20歳年下、深澤さんは10歳年下。その二人が自分たちの仕事上のあるある話や、それぞれが思うこと、工夫していることなどをつらつらと対談している。あの~、おふたりさん、私から見ると、全然「ダメ」なことあらしませんやんか。彼女らの「ダメ」は、みがいたら光る「ダメ」であり、私が自分に感じてる「ダメ」とは次元が違いますのんやわ。「私ら、こんなに働いてるねん」て言われてるみたい。
2013/08/15
ゆきらぱ
とくダネ!のコメンテーター深澤真紀さんと津村さんの対談。深澤さんの方が年上。より人間関係を結ぶのが苦手そうなのが深澤さんなのだが、その分「相性が悪い人との相性は良くなることが無い。運命の黒い糸で結ばれてるから」など哲学というか惹句がそこここにあって面白い。が、肝が座ってるのは津村さんで、会社であった嫌なこと書いてその人が読んだらどうするの?と聞かれても、そんなの書けば良い、と書く事に何も疑問を持たない。作家だから当たり前。というよりこの、書けるか書けないかが作家と作家じゃない人の差なんだろう。
2018/12/22
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