原子ってなに? (科学発見シリーズ 10)
原子ってなに? (科学発見シリーズ 10) / 感想・レビュー
aki
SF作家、科学解説者として著名な著者が古代ギリシャのレウキッポス、デモクリトス、中近世のロバート・ボイル、ドルトンらによって綴られた「原子発見の歴史」をコンパクトに紹介した本。教育社の「科学発見シリーズ」の9冊目。小・中学生向けとなっているが、小学生には、ちと難しいかもしれない。科学オンチの私には、ちょうどよいレベル。科学は「証明」がすべて。「レウキッポスやデモクリトスは、たんにかれらの意見をのべたにすぎませんでした。かれらは証明することができなかったので、だれもかれらの考え方を信じようとしなかった」と。
2011/04/22
モリー
物質を構成する原子の存在が様々な実験によって確認されてからまだ2百年程である。2千5百年程前にギリシアのレウキッポスやデモクリトスが物の最小単位という着想を得てから、ルクレティウスの『物の本性について』の写本が1417年に発見されるまで、原子論は顧みられることすらなかった。誰かが本を記し、その本が誰かに写され、そうして、その思考が誰かに引き継がれてきたおかげで、科学が進歩してきのだと分かる。原題は“HOW DID WE FIND OUT ABOUT ATOMS”。原子の発見に至る約3千年に渡る物語だった。
2017/12/03
llll'
2013/02/11
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