大阪漫画史: 漫画文化発信都市の300年 (ニュートンプレス選書 7)
大阪漫画史: 漫画文化発信都市の300年 (ニュートンプレス選書 7) / 感想・レビュー
K・ITO
訃報に接し読みなおし
2021/03/10
印度 洋一郎
中世以来出版産業の集積地でもあった関西に発祥する、滑稽な絵=鳥羽絵を起源とし、マンガの都・大阪の歴史を辿る。明治には日本最長の漫画雑誌「大阪パック」、昭和に入ると俗悪と言われながらも多くの読者層を開拓した"赤本"など、大阪は近代出版文化の中心たる東京とは一線を画す漫画文化を生み出していた。その文化的土壌が、巨人手塚治虫を生み出し、その後も桑田次郎、里中真智子、ゆでたまごなど、戦後の漫画を支える作家を輩出し続けている。中には、どおくまんやはるき悦巳の作品のように「大阪漫画」とでも言うべき、独自の作品もある
2012/04/25
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