たけくらべ/にごりえほか: 樋口一葉1 (読んでおきたい日本の名作)
たけくらべ/にごりえほか: 樋口一葉1 (読んでおきたい日本の名作) / 感想・レビュー
detu
たけくらべ、にごりえ、十三夜、大つごもりの四作。最前の『樋口一葉 厭だといふ』を読んでの。明治の様々な階層の女性像。士農工商こそ無くなったものの貧富格差、男尊女卑など広がるばかり。維新とはなんだった?一葉の怒りは納まらない。最前読みの『樋口一葉 厭だといふ』の受け売りだけど。
2021/02/02
モンティ
樋口一葉を読んでみたくなり手にしたが、当初古語になれず何となくニュアンスは伝わってくるものの読書に時間がかかっていつ読み終えるかと危惧した。慣れてくるうちにテンポの良い文章にサクサク読めるようになり、最後の大つごもりはどんでん返しの結末でホッと胸をなでおろした。菅聡子さんの解説ではひやりと足元をすくわれたけれど、私としてはホッとできた結末で終わった。庶民のそれも生活に苦しむ人々の、特に女性の喜怒哀楽がさらりとそれでいて赤裸々に描かれている。あの時代の中では女性にスポットを当てた良い作品でした。
2021/04/18
lemon tea
古い文体なので直ぐに挫折しそうになりましたが他に読まれた方のコメントを見て諦めずに読みました。徐々にリズムが出てきて読みきりました。完全に理解できた訳ではありませんが何だか良かったです。
2010/01/08
waon
難しい語句に説明や注釈があり、民具などにはイラストまで載せてあって助かる。
2014/08/01
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