山椒魚,屋根の上のサワン (日本の文学 16)
山椒魚,屋根の上のサワン (日本の文学 16) / 感想・レビュー
tera。
初めて読んだのは中学生の時で、その時は『うわっ、どんくさ山椒魚。しかも意地が悪い』と思い蛙に同情しただけなのだけど、今となっては『山椒魚も寂しかったんだよね』と蛙にとっては迷惑この上ない山椒魚に対して温かい目で見られるようになったかな。色々と考え過ぎていると結局のところ身動きとれなくなっちゃうから、とりあえず何か動いてみたら?という教訓と捉えて時々読み返す一冊。【屋根の上のサワン】もまた然り。相手の都合を考えず、自分の物差で物事を計ったりしてはいけないな・・と、考えさせられるお話。
2013/10/10
たつや
図書館本。表題作2編は有名ですが、初読み。全7編。『鯉』も付きです。井伏鱒二は古いけど味わい深く面白い。
2020/12/06
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