凧になったお母さん (日本の文学 21)
凧になったお母さん (日本の文学 21) / 感想・レビュー
モリータ
◆1981年金の星社刊。児童生徒向け『日本の文学』シリーズの1。清泉堂倉地書店で拾う。収録作中、未読は「子供は神の子」(初出1967年『小説現代』)、「想像と妄想」(初出1973年『別冊新評』)。ほか収録作:表題作と「干からびた象と象使いの話」「年老いた雌狼と女の子の話」「赤とんぼと、あぶら虫」「小さい潜水艦に恋をしたでかすぎるクジラの話」「ぼくの防空壕」(以上『戦争童話集』)、「火垂るの墓」「ぼくの家族は焼き殺された」「プレイボーイの子守唄」。◆現実と物語を混ぜた反戦教育的な解説は小中陽太郎、伊藤始。
2023/12/04
マリリン
帆になったお母さんという題名に惹かれて読んだ。小中学生には是非読んでもらいたい本だ。怖い話もあるけれど、子供達にこういう時代があったのだという事を知ってもらいたい。私自身も平和である「今」に改めて感謝の気持ちを持つことができた。
2016/07/02
きりだんご⭐️新潮部
●図書館
2017/02/25
未知亜
火垂るの墓の原作はじめて読んだ。妹のことをどんなに大切に思っていても、食欲には勝てなかったというくだりや、防空壕で、戦死した父の幻と生きていて、戦争がずっと続いていた方が良かったという男の子の話や、単純に戦争があったことの不幸と言っても深く考えさせられるものが多かった。体験した人が伝えるしかないんだよなあ。小さな男の子が妹を殺し祖母を殺し母を殺し…葬式の晴れがましい数日のために今度は父を狙う…というところで終わる話は怖い。
2011/08/28
夜
短編を十二編収録。火垂るの墓も入っています。子供は神の子というお話が怖い((((;゜Д゜)))
2011/09/15
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