しろばんば 上 (日本の文学 34)
しろばんば 上 (日本の文学 34) / 感想・レビュー
神在月
なんか上巻読むのにすごく時間がかかってしまった。最近一気に読めない。二ヵ月くらいかかった気がする。全国学校図書館協議会選定基本図書なのだそうである。「若い世代に贈る必読の文学全集」なのだ。あすなろ物語にも通じるような幼少の頃、蔵でおぬいばあさんと暮らす日々のスケッチ。上巻のラストはさき子との別れが感傷的に描かれている。自分の小説に生かしたくて思春期前の少年の交友関係の描写を知りたくて図書館で借りた。幸夫、亀男、芳衛などが登場するが、幸夫以外はほとんど記号でしかない。
2018/05/10
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