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すずのへいたいさん

すずのへいたいさん

すずのへいたいさん

作家
アンデルセン
いもとようこ
出版社
金の星社
発売日
2013-12-26
ISBN
9784323036199
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すずのへいたいさん / 感想・レビュー

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aiaimo`olelo

錫の匙をとかして作られたおもちゃの兵隊さん達。途中で錫が足りなくなってしまい、それによって片足の兵隊さんが一人生まれました。そんな一本足の兵隊さんは、紙でできた踊り子に惹かれます。高く上げた片足が衣装に隠れ、自分と同じ一本足のように見える踊り子に何か通じるものを感じたのでしょう。何かが欠けている者は、同じようにどこか何かが欠けている者に惹かれることは多いと思います。その淋しさというものは、欠けている者にしかわからないものはあるのかもしれません。 最後、いきなり暖炉に兵隊さんを投げた坊やには驚きましたが、

2022/01/15

Cinejazz

ある御屋敷の男の子の誕生日に贈られた、古い錫(スズ)のスプ-ンから作られた25人の兵隊人形・・・その中の最後に作られた兵隊は、材料のスズが足らず一本足だった。そんな彼が思いを寄せたのは、片方の脚をつま先で立ち、一方の脚を高く上げて踊る紙のバレリ-ナ人形だった・・・。アンデルセン童話の〝愛することの喜び、苦しみ、悲しみ〟の世界を <いもとようこ>さんの絵と語りで、優しさとほろ苦さが包みこまれた名作絵本。

2022/09/23

あおい

一途な兵隊さんの切ない話って記憶してたけどこんな幸福の王子みたいな最後だったっけ?哀しいけど美しいお話。

2015/11/28

雨巫女。

《書店》あんなに波乱万丈な冒険を乗り越えて、帰って来たのに、あんなに切ないラストなんて…。

2013/12/31

遠い日

知っていると思っていたのに、細部の記憶が抜け落ちていて意外や新鮮な読書。この切なさはアンデルセンだ。恋の熱に身を焼かれたと思いたいが、男の子がどうしてこんなに理解しがたい行動をしたのか、困惑が残る。

2017/06/04

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