W世界の少年 (筒井康隆SFジュブナイルセレクション)
W世界の少年 (筒井康隆SFジュブナイルセレクション) / 感想・レビュー
火星人碧
SFジュブナイルセレクション全5冊のうちの1冊。短篇の「10万光年の追跡者」「四枚のジャック」はつまらない。無理に短く書いた感じで寸詰まり。中篇の「W世界の少年」は面白く読んだ。奥深さを見せる終わり方も好きだ。
2024/07/18
メイロング
時代が変わりすぎて、酸っぱいワインみたいな、実にクセがある中身になってしまった。昭和の子ども向け日本SFファンなら、人がすぐに発狂し、すぐに精神病院という言葉が出てくる空気はたまらない。「当時ならでは」と知ってるからこそ楽しめるノリなのだ。大好きです。「四枚のジャック」は演出が好き。登場人物の名前はずいぶん身近から取ったな。これが図書館の、YAの新刊に置かれているのは罠。初ツツイなら別のを選んでほしいと願う。
2010/11/26
りょくちゃ
10.3.236p。シリーズ5。 [底本 『細菌人間』2000年出版芸術社刊] 「10万光年の追跡者」 彼女を攫われて追う。 「四枚のジャック」 学生時代、弱虫ジャックと呼ばれた青年が…。 「W世界の少年」 SF好きの少年、成一。ある朝おかしな出来事があり、登校途中に山の穴を抜けると別世界へ? 成一が想像していたオリオン星人のいる世界。逃げてもう一度穴へ。 次は敦子が望む、少女小説や勉強の簡単な世界。もう一度抜けると元通りに? ここは本当の世界なのか?と作者は語りかける。
2011/10/11
すーさん
短編集。4枚のジャックは秀逸。W世界の少年は、時をかける少女を思い出させる。筆力が凄い。
2019/02/20
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