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教室 消えない虹

教室 消えない虹

教室 消えない虹

作家
真田コジマ
スカイエマ
出版社
金の星社
発売日
2011-09-08
ISBN
9784323063324
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教室 消えない虹 / 感想・レビュー

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パフちゃん@かのん変更

スカイエマさんの表紙が好きです。この教室にはいじめもないし、変な力関係もあまりなさそう。担任の先生も好感が持てる。そんな中であっても、一人一人の子はいろいろな悩みを抱えて生きている。両親の離婚で祖父母宅に行かされる子。親の期待が大きくて習い事が多く、大好きな祖父が孤独死したことを自分のせいのように引きずっている子。太っていて自信がない子。綺麗がゆえに変質者に誘拐され被害はなかったものの強いショックを受ける子。シングルマザーで貧しい暮らしをしている子。簡単にハッピーエンドではないけれど、強く生きていく子達。

2016/07/31

tokotoko

絵の中で子ども達が動いたり、話したりしてるような、自分が一番後ろの席に座って、この5年2組を眺めているような、そんな気持ちになる素敵な表紙です。お話に出てくるのは、7人+担任の水島先生。みんな内にいろんなものを抱えています。そして、ずっと一緒・・・にはいられません。だからこそ!!・・・と、みんなで誓ったこと。みんな、ちゃんと覚えてて、実現してくれてたらいいな。みんな、幸せになってたらいいな。

2016/03/10

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

両親の離婚、自分の容姿に関するコンプレックス、そして歳の離れた妹が生まれること等々、子どもにだって悩み事の一つや二つある!これはとある小学校の5年2組を舞台にした物語。スカイエマさんの表紙絵に惹かれて借りたのですが、これは当たりでした。何よりもクラスの結束の固さが良かった!拓夢の疑問は子どもからすればもっともな理屈なだけにグサリときました。虹を見るたびにこの本の事を思い出すと思います。5年2組は不滅です!著者の他の本も読んでみたいです。★★★★

2012/09/28

itica

児童書。5年生にも5年生なりの悩みがある。親の離婚や家庭の問題は、まだ保護を必要とする彼らにはどうすることもできない。でも無力だからといって諦めるのではなく、その環境の中で精一杯生きようとする5年2組の子どもたち。もちろん学校内でも嫌なことはあるけれど、担任の先生を中心に前向きに頑張る生徒たちの姿がとても爽やか。子供は親の所有物じゃない。ひとりの人間として人格を認めなければいけないよね。

2013/11/04

ゆにす

子どもでもいろいろな悩みがある。それを表面には出さずに耐えている姿がある。心が痛みました。拓夢や隆広が大人の都合で振り回されている様子、自分もちょっと反省しました。部分的には物語としては都合主義的な展開もあるような気がしました。担任の婚約破棄事件はいらないと思います。30代になっても親から「世間体が」とか言われるのすごく嫌ですね。

2013/09/17

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