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いつも心の中に

いつも心の中に

いつも心の中に

作家
小手鞠るい
丹地陽子
出版社
金の星社
発売日
2016-09-15
ISBN
9784323063379
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いつも心の中に / 感想・レビュー

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ぶんこ

大好きだった父親が突然死。受け入れられない12歳の娘みずきは、突然やってくる悲しみのうずまきで大泣きとなって何も出来なくなり不登校となる。夏休みに父の姉である摩耶が住むアメリカへ一人預けられる。そこでは虐待されたり、傷ついた野生の動物たちを保護していた。伯母と一緒にボランティアとして働くうちに癒されていく。優しかった父親への思いがビンビン伝わってきて、苦しいほどでした。これだけ素敵な父親をもっていたこと、いつか素晴らしいこととして誇りに思えるでしょう。動物と植物と人間のサンクチュアリーに行きたくなります。

2016/11/09

はる

優しく温かい再生の物語。突然の父の死から悲しみのあまり、心を閉ざしてしまった少女。そんな彼女は夏休みの間、アメリカの伯母に預けられ動物たちの救済をすることに。少しずつ癒されていく少女ですが、やっぱり時々、お父さんを思い出して泣いてしまう姿が切ない…。とても素敵な物語なので長編として、もう少しじっくりと読んでみたかったです。

2016/10/26

野のこ

「悲しみのうずまきからありがとうのうずまきに」明るくチャーミングな摩耶さんや、森の小学校の山羊の校長先生や動物の仲間たちと触れ合い、太陽のハーブティに甘酸っぱいりんごと、アメリカの大自然で徐々に元気を取り戻す。みずきちゃんのほっぺたがりんごのように赤く生き生きとしてきたかな。お父さんのお手紙は素敵でした。ハナミズキは私も好きな木です。「雲のじゅうたん。雲の飛び魚や、雲のくじらが飛びだしてきそうだ」など感受性豊かな空想が広がりました。

2017/11/21

杏子

お父さんを亡くして悲しみにくれていた、みずきがアメリカに渡って父の姉のところで夏休みを過ごす。サンクチュアリという動物たちの保護施設みたいなところで、動物たちや自然と触れあいながら、みずきは心を癒していく。動物も人間も同じ。亡くなった人も生きている人の心に生きているといった、代わり映えはしないけれど、普遍的なことを題材に訴えかけてくる。直前に読んだ「森のとしょかん」シリーズを思い出す… アメリカ在住の小手鞠さんらしいお話だった。

2018/09/30

しーまま

表紙に惹かれて手に取った。涙なしには読めません。プロローグは必要ないような気がするけど、最後の手紙と繋げるにはあった方がいいのかな。

2017/07/23

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