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カップルが親になるとき

カップルが親になるとき

カップルが親になるとき

作家
キャロリン・コーワン
フィリップ・コーワン
山田昌弘
出版社
勁草書房
発売日
2007-07-25
ISBN
9784326653287
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カップルが親になるとき / 感想・レビュー

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katoyann

心理学者による夫婦関係に関する研究書。夫婦に対する10年以上にわたるインタビュー調査を基に夫婦関係が悪化する原因を分析している。女性が経済的に自立できる社会にありながら、アメリカでも性別分担が依然として残っていて、育児と家事は女性がやるべきこととされ、その負担も大きい。この家事と育児に関する調整が夫婦でうまく行かない場合に葛藤が生じ、関係が壊れやすくなると指摘されている。結局、育児を経験した時に夫は自らのキャリアを諦める必要がなく、そのことが妻に不公平感を抱かせる原因になると分析されている。

2024/03/11

kei

心理学者のコーワン夫妻がアメリカで1975-85の10年間にわたり、妊娠したカップルを継続調査した成果。子育てのみならず、二人が「妊娠ー子育て」という一連の変化にどういった反応を示し、また二人の互いへの感情や関係性はどう変わるのか、といったことを丁寧に追っている。ジェンダー差や周囲からの圧力/協力、「平等主義」のもたらした影響や実勢など、今や古い本ではあるが、現在の状況にも十分通じるところがあると感じた。

2011/08/21

ひなた*ぼっこ

読了

2015/11/11

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