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文字の歴史: ヒエログリフから未来の「世界文字」まで

文字の歴史: ヒエログリフから未来の「世界文字」まで

文字の歴史: ヒエログリフから未来の「世界文字」まで

作家
スティーヴン・ロジャー フィッシャー
Steven Roger Fischer
鈴木晶
出版社
研究社
発売日
2005-10-01
ISBN
9784327401412
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文字の歴史: ヒエログリフから未来の「世界文字」まで / 感想・レビュー

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Rootport Blindwatchmaker

「三種の文字を混ぜ書きする日本語の表記は未熟だ」というのは完全な誤読だ。著者は第五章で、日本語の言語学的特性からいかに現在の表記が効率的であるかを論じている。無理解な西側の研究者に向けて、日本語を擁護する立場を取っている。むしろ著者の主張で独特なのは、すべての文字の起源がメソポタミアにあるとした点だろう。漢字・マヤ文字が独自に生まれたという旧来の説とは一線を画している。著者の主張にも一定の蓋然性を感じたが、行き過ぎた科学的節約主義(※オッカムの剃刀の振るいすぎ)にも感じられる。他の専門家の見解を知りたい。

2019/11/08

ビリー

内容は面白かったし、ほしかった情報も見つかった。けれどもこんなに嫌悪感を抱く本は初めて、というくらい著者に苛立つ本だった。英語ネイティブによる英語ネイティブのための本で、『優れたラテン文字』『優れた西洋文化』という大前提の元に書かれている。ひらがなカタカナ漢字の3種の文字を使う日本語の表記法は著者にとって非常に非合理的で、"まだ”1種類の文字へと発達しきっていない原始的な文化と思われているらしい。未解読文字研究の第一人者らしいが、"未開の”文化を見下している人がその文字を理解できるのだろうか。。。

2016/05/24

trash

”「西洋言語学の公理によると、言語というのは、そもそも話しことばのシステムであり、文字は話しことばを視覚的なものに変える補助的な媒体であるが、東アジアの人々にはそういう考えは受け入れ難いようだ」(中略)話し言葉は非常に意味が曖昧で不完全であり、文字という媒体を通してのみ完全に明らかになるからだ。中国語や日本語は著しい数の同音異義語を含むからとくにそうだ。”文字が出来る以前の人類の意思伝達方法からアルファベット圏から東アジア圏に至るまでのいろんな文字が成立するまでの過程とその地域での使用法を読むのは面白い。

2014/10/18

ちゅぱかぶら

時間がかかりすぎてしまった… でも非常に面白かったです

2012/04/07

三河見

ノド イタイヨ

2013/04/13

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