サドは有罪か
サドは有罪か / 感想・レビュー
Э0!P!
社会との折り合いをつけるために、性欲に自身の快楽を集中した。美徳と悪徳の結合で、妻を奴隷化し、僧女の義妹とも関係した。カンタリスボンボン事件のために欠席裁判で死刑となり、それ以降は逃亡の身に。結局、義母の罠にはまり幽閉の身となる。共和政により解放された後は、彼らの残虐さに辟易して訣別、穏健派として弾圧さへふ立場になる。放蕩の道へと舞い戻り再度幽閉され精神病院で一生を終える。彼にとり文学が、放蕩に変わる欲望(=冒涜)の捌け口となったのだった。
2022/01/29
感想・レビューをもっと見る