水戸岡鋭治の「正しい」鉄道デザイン - 私はなぜ九州新幹線に金箔を貼ったのか? (交通新聞社新書006)
水戸岡鋭治の「正しい」鉄道デザイン - 私はなぜ九州新幹線に金箔を貼ったのか? (交通新聞社新書006) / 感想・レビュー
てくてく
JR九州の特急をはじめとする電車などのデザインに関わり続けてきた水戸岡さんについては、既にほかの本で多少のことは知っていたが、本書では、デザインする時に大事なこと、工夫すべき点などが整理されていて、今まで以上に、JR九州の特急や新幹線に乗ってみたくなった。
2017/02/28
bittersweet symphony
水戸岡鋭治さんの著作が2冊まとめて出ました。中公新書ラクレ版はカラー写真集が中心でデザインや仕事に対するフィロソフィはさわり的、逆に交通新聞社新書版は聞書き本ですがデザイナーという職種がパブリックと関わる限りにおいて(ということはごく少数の例外を除いてほぼすべてのデザインに関わる職種が該当する)、必要なものの考え方が披瀝されているデザイン業界関係者必読と言っても良いもの。そういう意味で鉄道に特化した感のある出版社の新書で出ているのは非常にもったいないことだと思えます。2冊まとめて読むのが正しい。
2009/12/14
fumi
原則、本というものは疑いながら読むものだと思っていて、それでもたまに圧倒的に強くて「正しい」言葉の前に平伏せざるを得ない読書体験にぶち当たって途方に暮れることがある。この本が私にとってそうなのは、前提として私が水戸岡デザインに心底惚れ抜いているということがあるので、もうほとんど諦めの境地なのだ。公共空間であり、ある人にとっては移動手段でしかなく、ある人にとってはこの上ない娯楽である列車、九州を縦横に走るそれにはこんなに手間と哲学が詰まっているのだ、そう確かめて利用者として幸せをかみしめる。寝台車、楽しみ!
2013/03/18
ottohseijin
たしかにJR九州の旅は楽しかったのです。
2012/12/31
かー
読むとJR九州の車両に乗りたくなる!それにこの人のデザイナーとしての姿勢に痺れた。
2010/06/28
感想・レビューをもっと見る