鉄道ミステリ各駅停車 - 乗り鉄80年書き鉄40年をふりかえる (交通新聞社新書046)
鉄道ミステリ各駅停車 - 乗り鉄80年書き鉄40年をふりかえる (交通新聞社新書046) / 感想・レビュー
うっちー
辻さんの鉄道ミステリーは読んだことがありません
2021/04/17
おいしゃん
自作に出てくる鉄道を、北から南まで一挙紹介するこの作品。この方のミステリー作品は読んだことがないので、内輪の盛り上がりに感じてしまったのは致し方ないが、80年にわたる鉄道への愛はたっぷり伝わった。
2018/12/13
へくとぱすかる
ポテトとスーパーのシリーズしか読んだことのない私ですが、この本は辻さんの鉄道ミステリを作者みずから、執筆の思い出とともに語るクロニクル。登場人物への思い入れがすごく感じられるのも、長年書き続けてきた作者として当然のことでしょう。特におもしろいのは、今は消えた鉄道・元々存在しない路線。「沖縄県営鉄道殺人事件」「急行エトロフ殺人事件」は読みましたが、もうあらすじも忘れてしまっています。今度見かけたら再読しなくては!
2014/10/05
いづむ
50年にもわたって鉄道ミステリーを書いている著者にまずびっくり。本書は辻氏のブックガイドでもあり全国で日本人の足となり経済発展を支えてきたローカル線の歴史エピソード集でもあります。乗ってみたかったけれど今は廃止された線や特急はその旅情も含めて想像するほかなく、体験された世代が羨ましい。第5章の「歴史本線方面」では樺太や満州、そして沖縄(!)にかつてあった線の紹介があり、これらを扱った作品は是非読みたいと思いました。
2023/04/03
てら
鉄道にもミステリにも素養がなく、辻真先の小説を一冊も読んだことのない私でも、存分に面白く読めました。40年に及ぶ作品歴(小説のみで!)をふりかえってここまで淡々と謙虚に、しかし抜群の宣伝のうまさで書きまくって200ページ以内に収まる手腕に驚愕。感動してしばしば目頭が熱くなりました。「かつて存在した路線を舞台にした作品」だけでもすごいのですが、「架空の(存在しなかった)路線」まで!「趣味を全部仕事にしちゃって困った」と苦笑する、その一文だけで凄みがあります。一般的な知名度とは無関係に、とんでもない巨匠です。
2015/12/23
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