拷問蔵 (公事宿事件書留帳) (公事宿事件書留帳 3)
拷問蔵 (公事宿事件書留帳) (公事宿事件書留帳 3) / 感想・レビュー
星落秋風五丈原
雅びた雰囲気の色香を漂わせる初老の女と二人の美しい娘にたぶらかされる男たちの悲劇を描く「京の女狐」など、強欲に借金を取り立て人々の評判も悪かったお岩。彼女は慈昭寺に多大な寄付をしていた。菊太郎がその事実を知った矢先お岩は何者かに襲われる。「お岩の最期」「かどわかし」「真夜中の口紅」口向役人に一人息子が斬られる。仇を撃つため父親は乗り込む。「中秋十五夜」六篇を収めた好評連作。時代小説シリーズ第3作。
2002/10/20
kazu@十五夜読書会
公事宿事件書留帳シリーズ3弾。① 闇の掟 ② 木戸の椿 ③ 拷問蔵 ④ 奈落のみず ⑤ 背中の髑髏 ⑥ ひとでなし ⑦ にたり地蔵 ⑧ 恵比寿町火事 ⑨悪い棺 ⑩ 釈迦の女 ⑪ 無頼の絵師 ⑫ 比丘尼茶碗 ⑬ 雨女 ⑭ 世間の辻 ⑮ 女衒の供養 ⑯ 千本雨傘 ⑰ 遠い椿 ⑱ 奇妙な賽銭 ⑲ 血は欲の色
2012/11/04
ぽて
既読。シリーズ3作目【牢屋で過酷な拷問にかけられる若者。そこには偏見と差別があった『拷問蔵』、雅びた色香を漂わせる初老の女と二人の美しい娘にたぶらかされる男たち『京の女狐』、嫌われ者の金貸しお岩が実は孤児を養っていた『お岩の最期』、娘が拐かされたと駆け込んでくるが、前日菊太郎はその娘と怪しげな男を見ていた『かどわかし』、泥酔した挙句木の下で寝ていた手代・幸助が目覚めると若い女が首吊り、幸助の頬には口紅が『真夜中の口紅』、行列を邪魔したと子どもを切り殺された元盗賊の壮絶な復讐『中秋の十五夜』】
2012/12/30
mitsuru1
シリーズ第3弾か、テレビで少し見てたので抵抗なく入れた。連作短編
2009/04/03
感想・レビューをもっと見る