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紫のアリス

紫のアリス

紫のアリス

作家
柴田よしき
出版社
廣済堂出版
発売日
1998-07-01
ISBN
9784331057766
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紫のアリス / 感想・レビュー

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星落秋風五丈原

退職したばかりの紗季は三月兎の幻を見てぎょっとする。妻子ある男性大村と別れたばかりの紗季には同じマンションに住む老婦人の畑山の世話焼きはうっとうしかった。中学の同級生で死んでしまった知美の事も時折思い出す紗季は、何者かに狙われているのでは?と思う。そんな時大村が死んだと知らされる。紗季の前にマッドハッターの扮装をした男性が現れたのを機に、畑山やその知り合いの警官越智に相談することにした紗季だったが…。アリスの登場人物の幻が、最後にとんでもない事を思い出させる。

2001/09/12

calaf

都合の悪いことは忘れる。あるいは、都合の良いように改変する。精神が高度に発達した人間は、これが出来ないと生きていけない場合があるのは事実。でも、、、

2012/12/09

yukiko.k

登場人物の名が多く出てくる場面とかは読みながら頭を整理しなきゃだったけど、誰が敵か味方か、そもそも敵でも味方でもないのか、何が本当なのか?と知りたくて先へ先へとページをめくってしまいました。 『不思議の国のアリス』が物語の筋になっているけど、アリスをよく知らなくても楽しめるし男性にも読みやすいかも。

2017/03/17

@奴子の読書~選定中~(BB“)

アリスを題材にした本は多いと思うけど、印象に残っている本だ。顛末の性だろうか。アリスはほんとに紫だったのかな? 読み返したいけど、本がどこにいったか。

やまだかおり

なんとも不思議なお話。不思議の国のアリスに翻弄され、作者が述べているように、ほんとに読みながら迷路に迷うような…。精神的におかしくなっちゃってる主人公。私、彼女が殺したんだと、最初から疑ってて…。でも不思議なおばあちゃんとかがなんか出てきて。結局はっきりとした真実はわからなくて。でも、新田さんとか、老人たちは、あの結果で満足だったんだよね。知りたい真実は人それぞれだから。すんごく不思議なお話でした。

2012/09/03

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