天翔ける女帝
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天翔ける女帝 / 感想・レビュー
栗きんとん
道鏡は本当は悪僧ではなく、純粋な人だったのかな。吉備真備は秀才というだけではなく、野心家だったのかな。語られるイメージとは違うキャラクターたちが時代を操る。神様と仏さまの戦いのようなシーンは不気味で面白かった。どうして「日下」が「くさか」になるのかはじめて知った。 仲麻呂はヤなやつだね。
2011/12/02
チャック
なんだかな?というのが正直な感想です。 後書きに作者自身が歴史ファンタジーだと書いていますがその通りです。同じ作者の「碧玉の女帝」も読もうと思っていましたが、期待薄です。
2016/08/08
ハヤカワショボ夫
三田氏の図書館本を読んだことをきっかけに氏の他の本も調べたところ読んでみたい本があり手を出した。中でも道鏡と孝謙天皇は特に興味がありました。道鏡は、空海も知っていて松岡正剛氏によると多分尊敬していた部分もあるであろう人です。一時成上がり天皇にまで成りかけ、極悪人かヒーローとして取り上げられる両極端に評価が分かれる人柄に興味魅かれます。この作品では史実でないが、愛し合う男女が権力に翻弄されながら再会する悲恋の話で道鏡も悲劇の人として描かれています。面白かったので女帝シリーズは今後読んでみます。【図】★★★☆
2015/06/03
ほっしー
藤原氏と皇族の暗闘はどの時代も面白い歴史絵巻だが、奈良時代における女帝達の執念の物語はその中でも格別だ。謎の多い道鏡、真備、仲麻呂などの独特なキャラクターがとりまいて、物語を彩っていく。 それでも遂には称徳天皇が崩御して、天武系の血がたえ、天智系に戻ってしまう歴史のはかなさが、面白い。
2011/06/12
どっち
安部内親王と道鏡の物語。この話しに出てくる皇族、僧侶は未来を予知し、祈れば人を殺すことも国を平和にすることもできる。それがわざとらしくなく、そうだったのかもしれないなと思えてしまう。
2011/05/10
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