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碧玉の女帝 推古天皇

碧玉の女帝 推古天皇

碧玉の女帝 推古天皇

作家
三田誠広
出版社
廣済堂出版
発売日
2000-02-01
ISBN
9784331058466
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ジャンル

碧玉の女帝 推古天皇 / 感想・レビュー

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さつき

物語は暴君武烈天皇の時代から始まります。斎王、手白香皇女のお告げにより越の国から大王に推された継体天皇の傍らには腹心の蘇我稲目がいました。2人の固い絆から始まった大王と蘇我氏との関わりがどう変化していくか。古来からの神と大陸から伝わった仏とのせめぎ合いは、神宿る皇女として手白香皇女から受け継いだ碧玉を持つ推古天皇と、その異母姉妹の子厩戸皇子へと引き継がれていきます。女帝の幻視の中で、阿修羅として現れる厩戸皇子は『日出処の天子』を思わせるような麗しくも恐ろしい姿。複雑に絡み合った因縁の物語にうっとりします。

2023/04/07

歴史小説ですが、ファンタジー色強めです。古代の神秘的な感じを楽しめます。推古天皇と聖徳太子メインで、蘇我馬子は登場少なめです。

2014/04/11

JKreide

神が宿る皇女、後の推古天皇と菩薩の生まれ変わりといわれる聖徳太子を軸にした物語。神と仏と人が入り交じって描かれる独特の世界が面白かった。それにしても皇族、蘇我一族の人間関係のなんとややこしいことか!?同母の兄妹の婚姻以外はなんでもありです。女帝3部作として、他に持統天皇、孝謙天皇の本もあるようなので読んでみようと思います。

2011/11/30

やま。

歴史の教科書とかでしか、なかなか名前を見つけられない人物なので読んでみた。これを読むと推古天皇と聖徳太子のイメージが変わってしまう感じ。まあ、あくまでも本作家さんが描く人物像なのであるけれど。

2013/06/23

シンリ

推古と聖徳太子のお話。神宿る皇女に受け継がれる勾玉をもった推古と、対立する間人、菩薩であるその子聖徳太子の関係性が、物部と蘇我の神仏を巡る争いにより深い意味を持たせている。単調な文体だったり出来事を羅列しているだけの箇所が多かったりと小説として退屈な部分も多かったが、興味深い独自設定がいくつかあったのでその点では面白かった。

2012/06/24

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