日本全国もっと津々うりゃうりゃ
日本全国もっと津々うりゃうりゃ / 感想・レビュー
ちょろんこ*勉強のため休止中
宮田さんの面白さはどうでもいいような事を真面目に取り上げて、熱く語るところが大きいと思います。普通なら見落としてしまうような事をすかさず拾い上げて、珍妙な視点で語るところが好き。ただ最初の頃に比べてかなり洗練された、というかむき出しのバカバカしさが薄れた気がします。宮田さん、大人になったのかなあ...(;´∀`)とはいえ時々ツボにはまる地雷が潜んでいて笑ってしまうので、うっかり電車の中では読めません。奇石についての主張がかなりツボでした。すっとぼけた杉江さんがナイス!いい味でした(´▽`)
2013/11/17
これでいいのだ@ヘタレ女王
今回も笑った。特に面白かったのは、同じく冒険家の高野秀行らとの 奄美大島の旅。それぞれの個性が出ていてニヤリとした。山形のクラゲ博物館の話からクラゲがプラヌラ、ボリプ、ストロビラ、エフィラ、クラゲと進化して クラゲになる事を図解してくれて ワクワク楽しめた。
2016/08/15
Nobu A
宮田珠巳著書初読。13年刊行。HONZ推薦本。途中まで女性作家だと思っていた。道南編で夜行列車乗車中に同じ車両に可愛い女学生と2人きりになり声を掛けようか思案する場面がある。そこで初めて男性だと気付いた。独りボケ&ツッコミの諧謔的な筆致を堪能。あとがきでも笑わせてくれるとは思わなかった。手書きの挿入絵だけ。写真に頼らず、決して有名な観光地でなく、隠れた名所を言葉のみで綴る措辞はさすが物書き。「高校時代にふられまくった経験」「大学生時、彼女を車で家に送り届け」とある。思わずググったらイケメンでお坊ちゃま然。
2024/08/29
竹園和明
綿密な計画を立てて勇んで出発する旅もいいですが、このようにくだらない目的を胸に呑気にブラりと出る旅は格別でしょうね。同行するのは編集者のテレメンテイコ女史。女史の、仕事と割り切る素っ気なさ無感動さと、無邪気に勝手に盛り上がる著者のコントラストが面白かった。奄美大島から北海道まで、ユルいイラストを交えた旅日記。この2人、夫婦でもうまく行きますね。しかし山形の羽黒山で見たトンボの目玉がブロッコリーくらい大きかったって、そりゃ盛りすぎでしょうよ。
2016/07/29
ちゃちゃ
宮田さんの妄想ぶりが楽しかったです。妄想の方向性が似ているなあ~。と,共感することしきり。日本全国まだまだ知らないこと。しらないところがたくさんありますね。「私分布図」はまだ,すかすか・・・。
2014/01/26
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