最後のプレイボール~甲子園だけが高校野球ではない~
最後のプレイボール~甲子園だけが高校野球ではない~ / 感想・レビュー
パスティル
甲子園を目指すことが高校野球だけではないことが改めてよくわかった。様々な角度『家族、仲間、逆境【怪我、病気】夢、希望』色々な人にとって、大切な想いが、いっぱい詰まっています。私も中学時代は野球をしていましたが、とても、高校では無理だと思いやりませんでした。それなのに、中学でサッカーをやっていたのに高校で野球をしようという話は私の感情にぐっとくるものがありました。
2015/01/07
chiho
どの話も涙をこぼさずにはいられませんでした。「勝つことがすべて」になってしまいがちな高校スポーツだけど、そこにはそうではないドラマがたくさんつまっています。”夢は「かなえる」ためのものではなく、「あきらめる」ためのものだ。”反感を買いそうだけど、私はその言葉の深さに感動しました。
2014/10/23
Humbaba
例え努力し続けたとしても、誰もが勝者となれるわけではない。それどころか、殆どの選手は夢の舞台に立てず舞台を去っていくことになる。しかし、夢の舞台に立てないことは、必ずしも失敗であるというわけではない。そこまでの過程で多くのものを学び取れれば、目的のために邁進したことには大きな価値があるといえる。
2014/08/28
ガミ
甲子園に向かう中、全国で必ず出場するような高校球児だけでなく、その夢に向かいつつも残念ながら果たせなかった高校球児やその家族・関係者たち。その22名の夢への物語は、悔しさが伝わりながらも、温かみが感じられるものばかりです。「誰か」への感謝、「誰か」のために夢を追う…など、人と人とのつながりが物語の中で伝わってくるからでしょう。物語の合間にある岩崎さんのコラムも深く、読んでいてホッとさせるものがありました。「甲子園だけが高校野球ではない」まさにそれを語る1冊でした。
2018/02/17
Boo
100回大会でベスト4が決まった頃に読み終えた。甲子園の大舞台に立つまでの長い道のりが見える物語だった。プレイしている者だけでなく、観ている者までが熱くなる甲子園。熱戦を繰り広げる選手達、支える人達、応援する人達、それぞれの人生に夢があるからだろう。本を読んで、夢が叶わなかった人にもまた新しい夢が見つかると教えてもらえた。感動をありがとう。
2018/08/19
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