剣鬼と遊女―山田風太郎傑作大全〈9〉 (広済堂文庫) (廣済堂文庫 や 7-9 山田風太郎傑作大全 9)
剣鬼と遊女―山田風太郎傑作大全〈9〉 (広済堂文庫) (廣済堂文庫 や 7-9 山田風太郎傑作大全 9) / 感想・レビュー
hirayama46
ノンシリーズの歴史もの短編集。表題作はやや深めの歴史の知識が必要とされるようであまり楽しめませんでしたが、他の短編はいずれも鮮やかな変化球が揃っていて良かったです。お気に入りは戦国大名向けの人柄をしていなかった今川氏真とその配下たちを描いた「姦臣今川状」、暗君として知られる徳川十三代将軍家定を斬新なかたちで描いた「陰萎将軍伝」。
2022/10/12
Melody_Nelson
「元禄おさめの方」は、テーマも構成(各人のモノローグ)も割と好みだったけれど。全体的にはまぁまぁ。
2013/11/17
まりこ
『元禄おさめの方』と『姦臣今川状』が面白かった。『剣鬼と遊女』『筒なし呆兵衛』はちょっと気持ち悪い。『金も権力もないやつがいい勝負をしようと思えば、インチキよりほかに法があるか』『正義ってのはまずヤキモチの変形か、よくいって無意識的な損得勘定が大半なもので』
2013/04/15
KBS
『陰萎将軍伝』が悲惨。慶喜の幼少時につけられた名前には家定の言う通りゾッとさせられるものがあった。
2012/02/14
なんと
96/12/20 97/01/19
2014/05/14
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