いだ天百里―山田風太郎傑作大全〈13〉 (広済堂文庫) (廣済堂文庫 や 7-13 山田風太郎傑作大全 13)
いだ天百里―山田風太郎傑作大全〈13〉 (広済堂文庫) (廣済堂文庫 や 7-13 山田風太郎傑作大全 13)
- 作家
- 出版社
- 廣済堂出版
- 発売日
- 1997-07-01
- ISBN
- 9784331605943
いだ天百里―山田風太郎傑作大全〈13〉 (広済堂文庫) (廣済堂文庫 や 7-13 山田風太郎傑作大全 13) / 感想・レビュー
hirayama46
忍法帖以前の、戦国時代ものの長編小説。面白くはあるのだけど、ちょっと山田風太郎作品としてはやや落ちるかな……と思いましたが、どうやら作者の自己評価も低かったようですね。仕方がない。
2022/05/05
黒い森会長
1997年刊。連作短編集。「死の谷の巻」s30年6月発表、「狂天狗の巻」S30年10月発表、「六連銭の巻」S31年1月発表、「地雷火の巻」S31年8月発表、「地獄蔵の巻」S32年6月発表。『山刃夜叉』の題で、S32年6月、同光出版から刊行。忍法帖の前に発表される。山の民、撫衆を中心に忍者や修験者達との争いを描く。風太郎にしては、少し散漫だが、隠れキリシタンや出雲の阿国などの歴史上の有名人などが登場。作者の創作過程が透けて見えるようだ。
2022/11/20
denz
サンカをメインに大久保長安、名古屋山三郎らが登場。佳作。
2010/09/25
まりこ
大久保長安の話かと思い読んだら、次々と話が展開。長安の話が少し物足りない。名古屋山三郎の話が好き。それにしても撫衆の凄さ。
2013/05/20
ベック
解説によれば、本書はあの忍法帖シリーズの前哨として書かれた作品群のうちの一つなのだそうだ。虚実ないまぜの手法や伊賀者、猿飛などの忍者を登場させているところなど、なるほどそうだと思える。話としては破綻しているが、「地雷火の巻」で描かれる地雷火を江戸に届けるのは誰か?というトリックは素晴らしかった。
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