KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

水妖―異形コレクション〈5〉 (広済堂文庫) (廣済堂文庫 い 6-5 異形コレクション 5)

水妖―異形コレクション〈5〉 (広済堂文庫) (廣済堂文庫 い 6-5 異形コレクション 5)

水妖―異形コレクション〈5〉 (広済堂文庫) (廣済堂文庫 い 6-5 異形コレクション 5)

作家
朝松健
出版社
廣済堂出版
発売日
1998-06-01
ISBN
9784331606759
amazonで購入する

水妖―異形コレクション〈5〉 (広済堂文庫) (廣済堂文庫 い 6-5 異形コレクション 5) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

眠る山猫屋

全体に良かった~。再読だし、季節感もなかったが、初期異形コレクションにハズレ無し。今回は水にまつわる怪異がモチーフだが、少年少女が登場する物語が多かった気もする。きっと相性が良いのだろう、子供と〝水〟って。冒頭から朝松健さんの伝奇から始まり、村田基さん!加門七海さん。金魚にまつわる物語も幾つか。どれも良い。後半に行くに従って大人のテイストに。菊地秀行さんの作品も切れ味鮮やか。総じて高品質なアンソロジーでした。

2019/03/04

那由多

「水中のモーツァルト」と「Mess」がよかった。

2018/09/11

ひょろ

水に関するホラーアンソロジー。水とホラーはすごく親和性がいいと思う。あの貞子だっていわば水妖だしね。私のホラー小説読みはこの本から始まったのだが、良い本に出会えたと思う。

2017/11/04

madhatter

再読。水にも勿論形はあるのだけれど、それは定まらないが故に、水に対するイメージは千変万化する。更にそれ故に水は、「形なきもの」の代名詞として、様々なものの喩えに引かれる。一冊通して読むことで、そんな水というものの存在がよく伝わる…つか、そのよくわからなさが伝わってくるアンソロジー。特に「淡水」にも「海水」にも分類しがたい、水のイメージについて語った作品を集めた、「浸の章」を独立させたあたり、アンソロジストとしての井上氏の力を感じる。

2012/04/06

小物M2

本作のテーマは゛水妖゛。水妖というのは簡単に言ってしまえば、゛水゛になるので、結構幅広いアプローチの作品が多かった気がする。飛び抜けた作品はないけれど、安定した面白さが揃っている印象。お気に入りは、一見すると実話怪談などにありそうだが、徐々に幻想的に変貌するのが素晴らしい。最後の場面は想像すると幻想的でとても美しい「貯水槽」。SF的なガジェットを使ってユニークなホラーを描いている岡本賢一は毎回面白い。最後の崩壊する中で幻想的なイメージが良い。「濁流」。落語のような気の利いたオチが巧い「魚石談」。

2013/11/06

感想・レビューをもっと見る