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チャイルド―異形コレクション〈7〉 (広済堂文庫―異形コレクション) (廣済堂文庫 い 6-7 異形コレクション 7)

チャイルド―異形コレクション〈7〉 (広済堂文庫―異形コレクション) (廣済堂文庫 い 6-7 異形コレクション 7)

チャイルド―異形コレクション〈7〉 (広済堂文庫―異形コレクション) (廣済堂文庫 い 6-7 異形コレクション 7)

作家
朝松健
出版社
廣済堂出版
発売日
1998-10-01
ISBN
9784331607053
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チャイルド―異形コレクション〈7〉 (広済堂文庫―異形コレクション) (廣済堂文庫 い 6-7 異形コレクション 7) / 感想・レビュー

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眠る山猫屋

再読。子供の持つ無邪気さ故の、危険な存在としてもたらす恐怖・・・って難しいよね。菊地秀行さんの描く、寿命を限られた子供たちが暴走する物語が解り易かった。子供が放つ恐怖というのはなかなか難しいテーマ。交差点で待つ子供の幽霊を描く矢崎在美さんのグリーンベルトみたいな作品や、幻想小説みたいな物語に比重が偏った感じだが、それはそれで悪くない。怖いかと云われたら、怖くはないのだが。

2019/06/09

KANEO

今回のテーマは子供。未熟故の異質感。誰もが経てくるものであるからこそホラーの題材としては身近であり盲点的なものなのかも知れない。今回一番印象に残ったのは『マリオのいる教室』異形コレクションには珍しい心温まるラストのはずなのに、収録作の中では一番不気味で怖かった。『母の再婚』『愛児のために』なんかもホラーとしては好みだけど、ラストの『十月の映画館』が映画愛が感じられて好きだな。できればハロウィン時期に読みたい1冊。

2017/09/27

3月の読書猫

20年以上前のアンソロジー。 やはり文章が今っぽくないが、異形コレクションのイメージは未だこの頃がしっくりと来る。 好きな作品は、「マリオのいる教室」「母の再婚」「愛児のために」「サトル」「一郎と一馬」「インナー・チャイルド」「夢の果実」「去り行く君に」です。 子供がテーマですが、どれも一筋縄では行かない作品ばかりで、異形コレクションの為に書いたと言う熱意が感じられる一冊でした。

2022/01/05

ひょろ

子供は無垢ゆえに怖い。かつて自分も子供だったくせに、大人になると理解不能な生物に見える。そして、生まれ来ることも神秘ゆえにそこに恐怖の入り込むスキマがある。

2019/06/05

ちぬ

南條竹則「金霊」面白かった。田中文雄「母の再婚」は落ちは見えてるんだけど、それでも良い雰囲気。飯野文彦「愛児のために」は結末もいいし、落ちまでの持って行き方も上手い、職人芸。あとはもちろん、我らが岡本賢一大先生の「サトル」も素晴らしかった。これはこれで幸せというパターンの恐怖譚。

2012/07/13

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