赤い雲伝説殺人事件 (廣済堂文庫) (廣済堂文庫 う 1-9)
赤い雲伝説殺人事件 (廣済堂文庫) (廣済堂文庫 う 1-9) / 感想・レビュー
セウテス
〔再読〕初期の伝説シリーズです。素人であるヒロインが描いた山口県の風景画を買った老人が、ホテルで遺体となって発見され風景画が消えていた。ヒロインと光彦の母が知り合いだった為、光彦は風景画の山口県寿島へと向かう。原発誘致と地方再生の問題にスポットを当てた意欲作で、描かれた絵の謎が分かると動機とタイトルの意味も分かってきます。ただ目指した話の高さは良く分かりますが、無理やり伝説と結びつけた感が強く残ります。描かれた景色の美しさは変わらず目に浮かぶ様でしたが、犯人当て意外にもう一つ何かしら欲しかったと思います。
2014/09/23
カズザク
原発の誘致・建設可否が争点になっていた時代の物語。原発の存続可否が争点になっている今。時代の流れを感じる。権力とお金に多くの寄生虫が群がる。昔も今も変わっていない人間の性に、少しウンザリ。今回は、岬から目と鼻の先、瀬戸内海に浮かぶ島が舞台。その島に赤い雲が浮かぶ一枚の絵…赤い雲が、過去の伝説と現在の脅威を呼び起こす。一発大逆転のチャンス到来!が一変、ピンチを通り越し大事件・大惨事へと発展していく。他殺がばれないように、自殺を隠蔽する。自殺を隠蔽…病死にする事で、他殺の証拠を隠蔽する。浅見探偵、流石である。
2022/11/05
ココアにんにく
1992年以前に読了 紀伊国屋書店サイン会参加 生内田せんせい
八雲
雪絵さんの友人の絵が盗まれた。
2013/11/13
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