どぶどろ 新装版 (廣済堂文庫)
どぶどろ 新装版 (廣済堂文庫) / 感想・レビュー
KAZOO
半村さんの「かかし長屋」に引き続いての時代人情小説ものです。最初は連作短篇のような気もしましたがそれは人物紹介のような感じで長編の表題作の「どぶどろ」の前振りでした。夜鷹蕎麦屋のじいさんが殺されてしまい、それを追う主人公が様々な疑問を解決していこうとしますが、それがおわりになったとおもきや・・・・。やるせない感じでした。
2024/02/24
ドナルド@灯れ松明の火
半村良の初の時代小説。短編が続くが話が繋がっていき「この字」が岡っ引きもどきの探索を始め、大名同士の暗闘に気づき巻き込まれていく。半村さんの時代小説は初めて書いたにしてはよく書かれている。
2021/02/09
harukawani
予備知識なしで読んでほしい傑作。震えた。ネタバレはしないけど、詳しい感想はコメント欄で。
2017/09/05
xi_124C41
短編を積み重ねて、それらが全体でまとまって一大長編になるという構想はすごいと思うのだが、いまひとつ未消化な気がする。前半の各短編はそれぞれ結構な人情噺で、半村良の面目躍如といったところなのだが、これらが結びついて一つのテーマに流れ込むところがどうもこなれていない。推理小説としては勿論落第であるし、半村良としては実験作という位置づけになるのではなかろうか。
2023/11/04
もひ
どぶどろってそういう意味か~!
2019/02/27
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