青木雄二漫画短編集 (広済堂文庫―漫画文庫) (廣済堂文庫 ア 10-3)
青木雄二漫画短編集 (広済堂文庫―漫画文庫) (廣済堂文庫 ア 10-3) / 感想・レビュー
nobody
処女作『屋台』は非常に難解。私の読解力では『ローカル線』に「この世に真理は一つしかなく、日本では共産党以外に真理の党はないということ」も、『淀川河川敷』に「この国の正義はどこに行こうとしているのか?」も読み取れない。『屋台』に関しては上二作のように作品解説で種明かししてくれないから解らないという訳だ。だがそれこそが『ナニワ金融道』成功の秘訣なのだ。つまりいくら『屋台』が作家の原点であり『悲しき友情』が「『ナニワ金融道』のルーツ」とはいっても、共産主義推しの露骨さは看取されない。青木雄二の二大謎といえば、①
2020/11/16
今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
初出が1994年から1997年までの作品集だけど、とてもその時代の作品とは思えない。資本主義の矛盾という氏の最大のテーマ、それを掲げだした時から時がとまっているのではないか。改善をもたらさない時の流れは、氏にとって意味がなかったんじゃないかな。
2012/07/05
大山海
青木雄二ファン必見。圧倒的コテコテさに笑ってしまう。だが内容はいたってシリアス。
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