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多重化するリアル―心と社会の解離論 廣済堂ライブラリー

多重化するリアル―心と社会の解離論 廣済堂ライブラリー

多重化するリアル―心と社会の解離論 廣済堂ライブラリー

作家
香山リカ
出版社
廣済堂出版
発売日
2001-12-01
ISBN
9784331850107
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多重化するリアル―心と社会の解離論 廣済堂ライブラリー / 感想・レビュー

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ひめぴょん

明確なトラウマの見当たらない解離性障害は現代のネット社会だからこそ発生した。リアリティの混乱がその根底にある。この現実社会を生きていくうえではその流れは必須でそれこそが新しい社会への適応で「それ」が普通となるのではないかという話。私が私であるという「自明性」が失われているのが、普通となりつつある。 リアリティのなさの中で衝動行為を行うことは離人状態を食い止める手段でもある。生々しい感覚を求めて、「自分」というリアリティを確認している。他の手段として「ピュアになること」があり、それを保証してくれる他者をネッ

2024/09/14

健絵

解離という言葉が押し付けられる。内容も浅い。DIDは増えたのではなく発見しやすくなっただけで根底の数は変わっていないと考える。または興味本位からのなりきり。著者自身が語るように患者を扱ったことがないらしいので仕方ないのかもしれない。

2011/07/15

るまんど

課題のために読んだ本だったけど、結構おもしろかった。 離人とまでは言わないけど、ニュースで見ることに対して現実感がわかないってのはよくある。 それはいろんな現実が何層にもなってるらしい。 ネットの普及でさらに深刻化するとか… いちいちニュースにそこまで反応するのもどうかなと思った。

2009/06/17

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