自分ってなんだろう (子どもだって哲学 2)
自分ってなんだろう (子どもだって哲学 2) / 感想・レビュー
へくとぱすかる
「子どもだって哲学」というシリーズだけど、これは大人にこそ、心にしみる本。生き方について、5人それぞれのエッセイが、まあ何と素直にストンと落ちることだろうか。自分というものに気づき、悩む世代にも光がさすような勇気をもたらしてくれるだろう。何しろ、私のようなひねくれた人間にだって、ちょっとした元気を与えてくれたのである。ウソや格好をつけた文章なら、こうはいくまい。最初のエッセイからしてすごい。ラストはやや専門的なので難しいけれど、生きる意味について、きちんとまとめてくれている。ここだけは二度読み返しました。
2020/02/16
こばまり
年末の慌ただしい中、何故に斯様な本をと申しますと「ハイ年末年始の宿題ね。“自分らしく”とは何なのか考えてみて」という上司の無茶振りに他なりません。ふと手に取ったこの一冊が思いの外よかったです。須藤訓任先生の子供向け哲学講座に頭スッキリ。山本容子さんの「違いも変化も当たり前のことだと分かると、生きるのが楽になってきます」はむしろ大人が心に留めたい一言です。
2014/12/28
てら
自分がよくわからなかった
2022/08/18
かみつれ
子ども向け、でも大人にこそいい!と思えました。5人の著者が語る言葉には、子どもたちへのウソ偽りのない誠意が感じられ、まるで自分が純粋な子どもに戻ったように感じられます。そして人生に感動します。CWニコルさんの、生い立ちも興味深く、若者への温かいメッセージは、日本の中高生に是非届いて欲しいです。
2020/02/08
FreakyRider
こういう子供向けの本って大体”当たり”だ。今回も例に漏れず。受験でお世話になった和田秀樹の”素直さ”の部分も大変参考になったが、なんといってもC.W.ニコルの書いた文が出色。頭の良い冒険野郎の話は、なんといっても面白い。身体的な体験に根ざしているからだ。
2012/07/09
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