KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

凶区の爪 (カッパ・ノベルス)

凶区の爪 (カッパ・ノベルス)

凶区の爪 (カッパ・ノベルス)

作家
竹本健治
出版社
光文社
発売日
1992-01-01
ISBN
9784334029647
amazonで購入する

凶区の爪 (カッパ・ノベルス) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

cinos

かしましい三姉妹、謎の人物、血の悲劇と、まさに横溝正史の世界でした。智久君は病気でずっと寝ていて、最後に推理します。過去の呪いもあり、おどろおどろしいミステリです。

2018/06/21

Yuki

ゲーム三部作の牧場智久が出てくるこのシリーズ。少し大人になった彼ですが、終盤まであまり出てこず、女子高生の類子がメインでお話が進んでいきます。田舎の名家ならではの複雑な人間模様、根底に流れる愛憎。ドロドロとした物を感じますが、類子の存在のおかげで、暗くなりすぎていないように思います。ラストの辺りで、智久の洞察が冴え渡りますが、それまでほとんど出てこなかったのが少し寂しかったです。

2019/05/30

hirayama46

ゲーム3部作のときは利発ショタだった牧場智久も17歳になって、わりとふわっとした青年になりました。/蔵のあるお屋敷に美しく謎深い三姉妹と、横溝正史っぽい雰囲気ですね。/第一の殺人の動機というか、方法の必然性が薄いわけではないけれど、どこかしっくりこなかったのが難点かもしれません。

2016/10/18

Asaya

「ウロボロス~」「涙香迷宮」の続いての3冊目。かなり古い本だ。その二冊に比べるとオーソドックスな推理小説。旧家に伝わる伝説と連続殺人。設定は横溝小説的だが、ずっと読みやすい。トリックや動機も独創的だが、氏の小説のいいところはその読みやすさとグイグイ引っ張る筆力。文章はリズムだと思うが、氏のリズムが自分にとても合うのだと思う。また大作に挑戦してみようかなって思う。

2020/09/07

梅谷ちたる

智久&類子シリーズ第一弾。主人公は類子。大きなお家で起きる事件に、複雑な人間模様が渦巻く。この作品辺りから、智久の扱いが…家の間取りと周辺地図も添付して欲しかった。

2016/04/19

感想・レビューをもっと見る