点と線 (カッパ・ノベルス)
点と線 (カッパ・ノベルス) / 感想・レビュー
山口透析鉄
これは駅前にあった行きつけの書店でこの新書版を買って読んだようにも記憶しています。 当時はまだ本格的なテツ趣味には目覚めていませんでしたが、両親の影響もあって旅好きでもあり、「旅」連載時から評判をとっていたというのも納得の小説でした。旅先の描写とかも良いです。 いわゆる社会派ミステリーってこの方から本格的に始まったのでしょうし。 まぁ、この作品で取り上げられているアリバイトリックも当然、歴史的なものになってはいますが、小説家としての松本清張氏の大出世作なのは間違いないでしょうね。
1986/02/01
背番号10@せばてん。
【1985版_東西ミステリーベスト100_3位】【2012版_東西ミステリーベスト100_6位】1984年3月9日読了。名著。共読されているお気に入りの皆さんは、ほぼ新潮文庫版に登録。『既読本は自分が読んだ出版社のものを』というマイルール破りの誘惑にかられます。
1984/03/09
メアリースピーキング
「何で飛行機使わないんだろう。きっとまだ(開発されて)無いんだろうな」って勝手に決めつけて読み進めてました。庶民に馴染みが薄いだけだったのですね。 昭和49年171版発行
2012/02/23
はかせ
一気読み。 電車のダイヤや飛行機のダイヤを駆使しての長編ミステリー。 松本清張氏の作品ははじめてだったが読み応えがあった。 僕の読んだ本が133刷という驚愕的な数字に驚いた。
2019/07/19
かみゅ
言わずと知れた名作ミステリー。初出は50年代で、改札だったり、電報だったり、そんなところにいちいち時代を感じられる。ハウダニットの一種だが、読語の感想は「これまた手間のかかることを」。1つずつ明らかになっていくトリックに魅せられ、なかなか読むのがやめられない。秀逸なトリックに時代はないんだな……。
2017/01/10
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