KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

組織変革のビジョン (光文社新書)

組織変革のビジョン (光文社新書)

組織変革のビジョン (光文社新書)

作家
金井壽宏
出版社
光文社
発売日
2004-08-18
ISBN
9784334032616
amazonで購入する Kindle版を購入する

組織変革のビジョン (光文社新書) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

KAZOO

組織論の専門家が、入門書的な位置づけで様々な組織関する専門家の本や論文のエッセンスを紹介してくれています。本格的に組織論を勉強するのであればこれでは物足りない気がしますので、この作者のほかの専門書を読むべきでしょう。実例なども結構収めてくれていて興味深く読むことができます。

2015/12/29

Kentaro

「われわれは平均化によってすべての知性を失う」 誰が言ったか知らないが、「日本社会は金平糖の角を落とすような議論が多い」という話を聞いたことがある。そこかしこに尖っている角があってこそ金平糖なのに、グルグル議論しているうちにひとりひとりが持っていた個性や創造性、つまり角がどんどん丸くなって、ありきたりのまるい意見になってしまう。 皆の意見のデコボコを調整する議論とか、強引に結論を出すために足して二で割るような方法を取っていないだろうか。そこから生まれるのは、大胆な判断や新しい着想のない折衷案でしかない。

2020/12/21

牧神の午後

金井先生らしい個人の「一皮むける体験」を軸としつつ、リーダーシップ・マネジメントを中心とした個人の変革と組織の変革を結びつけて、様々な研究成果を組織変革の方法論(という言い方は誤解を招くけど)を展開するのは流石。でも結局のところ、マニュアルじみた変革の成功黄金律や即効薬はなくって、個々の組織や構成員の特徴に応じて、落とし穴に陥らないように進めるしかない、ということになるのですが。

2017/08/12

コジターレ

「組織」と「フォロワーシップ」のW研究第5弾。さすが金井先生、専門的なことなのに一般読者の好奇心をそそってくれる。組織変革に関する本は、成功事例、理想論、ノウハウなどが紹介されることが多いが、本書はしっかりと現実を直視させてくれながらも希望を持たせてくれる良書だと思う。組織変革の本を何冊か同時に読んでいるが、臨床心理学との親和性があるようだ。「組織が変わる」と大上段に構えず、「人が変わると組織が変わる」と考えた方がいいのだろう。こうして書いてみると、当たり前のことなのだけど。

2016/06/28

Mayo Nishino

組織を変革するためにはというテーマで書かれた本ではあるが、学者が書いているだけ最近流行りのビジネス本とは違い抽象的な概念からはじまるものが多かった。しかし、その分、自分の所属している組織にどう活かしていくかという視点で考えるながら読むことができ飽きのこない本だった。

2015/04/17

感想・レビューをもっと見る