読書の腕前 (光文社新書 294)
読書の腕前 (光文社新書 294) / 感想・レビュー
ハッシー
★★☆☆☆ 帯にある通り、「空気のように本を吸う男」の読書論。年間3000冊を読破し、人生の中心に読書がある著者の話は、あまりにも凄すぎてついていけず。文中にかなりの数の作家名と作品名がでてくるが、残念ながらほとんど聞いたこともないものばかり(涙)。読書レベルが相当高い人でないと読みこなせないと思う。(私には無理)
2018/11/12
ナマアタタカイカタタタキキ
誰かが好きなものについて語った本を読んでいると、私もこれが好きなのだ、と錯覚するほど引き込まれたりする。いや、私も読書好きではあると自分では思っているけれど、流石に年間3000冊購入はぶったまげる。生活の一部というより生活そのものだ。読書を何かに役立てたいと考えているうちはこの域には達しないだろう。6章辺りは“腕前”自慢と取れる箇所が多くなってきて正直辟易してしまったけど、積ん読に対して価値観や、読書環境についての項は、恐らく本好きの方なら大方納得できる内容。楽しむための読書は非効率的で構わないと思えた。
2020/05/12
佐島楓
岡崎さんの御本を読んでいると、もしかして、自分はまだ何も「読めて」いないのではないかという恐怖にかられる。それほどまでに命がけで読書をなさっているからだ。一年に三千冊本を増やしたり、毎日近所の古本屋さんを「パトロール」するのは無理だけれど、二十年後くらいに私も今より読書の腕前を上げて、物知りで重宝されるようなおばちゃんになれていたらいいな。
2017/03/13
kana
はぁー面白かった。年に3000冊もの古本を購入し、毎日、古本屋をパトロールし、仕事も読書、趣味も読書・・・読書家として神の域に達しているといっても過言じゃないかもしれない岡崎氏の著作。読書術を指南するというより、読書と、本への愛情があふれんばかりのエッセイで、読み出したら止まらないくらい面白い。読書好きにはたまりません。私も一生、本を読みまくろうとここに固く誓いました。
2010/03/17
KAZOO
この本に書いてあることはそんなに無理なことではなく、自分にもできそうだと感じさせてくれます。そんなに極端な読書法の本ではなく、普通の人が普通にやっていればできそうなことばかりです。私が一番印象に残っているのはバスの中で運転手のすぐ後ろの場所が一番読書に適していると書かれていることでした。私もそう思うのですが、いつももう少し広くしてくれたらと思っています。
2014/12/23
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