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日本の国宝、最初はこんな色だった (光文社新書 375)

日本の国宝、最初はこんな色だった (光文社新書 375)

日本の国宝、最初はこんな色だった (光文社新書 375)

作家
小林泰三
出版社
光文社
発売日
2008-10-17
ISBN
9784334034788
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日本の国宝、最初はこんな色だった (光文社新書 375) / 感想・レビュー

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sk4

日本の芸術作品というと、地味・古い・仏教のJFBだとよく言われますが(言われてんのか?)、国宝のデジタル修復という事で本体を調査をしてみると、出てくるわ出てくるわ、極彩色の顔料たち。それを使ってバーチャルに再現してみたら、なんとまあド派手な曼荼羅・絵巻・屏風・・・。 JFB → 新鮮・癒し・豪華・派手・仏教のNIGHBになってしまいました。 作品の在りし日の姿を見るのも楽しかったですが、作られた時のエピソードが添えられてるのがまた楽しかったです。

2014/02/01

ねむねむあくび♪

図書館の本。読み終えるのがちょっと勿体なかったぐらい、興奮しながらの読了♪(✪▽✪)日本の美術は『参加する視線』で作られている、という視点を、雄弁に証明してくれた本。日本人って、実は、絵に対するアプローチが積極的だったのね!!(*゜Q゜*)狩野派が老舗のインテリアメーカーって!(笑)小林氏の比喩がとても分かりやすくて楽しかった♪残念なのは新書なので、絵が小さくて、迫力に欠けること…。それでも46頁や48~49頁の東大寺仏殿のCGはインパクトがあり驚きました!もっと大判で出版して欲しかった

2015/03/13

ホークス

復元された国宝の姿が本当に意外だった。創建時の巨大な東大寺大仏殿で四隅に立っていた四天王像。四天王や十二神将や八部衆はカッコいいものだが、この四天王はメタボで首なし。がっかりかと思いきや、復元図を見ればプロポーションの効果が分かる。激しく傷んだ「地獄草紙」も本来の強烈なイメージが蘇る。生々しく工夫に満ちた画面に水木しげるも驚いた。デジタル復元の作業は想像以上に細やか。製作者の狙った効果、筆触への拘りなどを著者は否応もなく感じ取る。「だらしなく、いい加減に美術に入りこむ精神」という日本人論も面白い。

2019/12/03

bura

積読本。これは図書館のリサイクルコーナーで頂いた本。 年月を経て、当初の色合いを失った仏像や絵画などの国宝を デジタル復元していく様をまとめた一冊。 第1章の東大寺大仏殿が面白かった。金色の大仏に超カラフルな四天王像、同様に色とりどりの大仏殿の内装と当時のキッチュなセンスが楽しめた。 作者の小林氏はデジタル復元について「金をかけない」「実物の規制がない」メリットを語っている。 知らなかったことは本当に多い。普段読まなかった積読本を 暫く読んでいきます。

2020/05/09

シャトル

デジタルツールを駆使し、国宝の創建時、製作時の色調を忠実に復元するというテーマ。平等院鳳凰堂の平成の大修理完成後に拝観へ行ったが、創建時の朱色を基調とした姿に圧倒されたことを思い出した。先人たちが目にした光景を観ながら平安期に思いをはせるのも格別。

2015/02/26

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