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バカに民主主義は無理なのか? (光文社新書 623)

バカに民主主義は無理なのか? (光文社新書 623)

バカに民主主義は無理なのか? (光文社新書 623)

作家
長山靖生
出版社
光文社
発売日
2013-01-17
ISBN
9784334037260
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バカに民主主義は無理なのか? (光文社新書 623) / 感想・レビュー

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きいち

ネガティブなダメ出しばかりしがちな僕らを引き込んで、いや自分もバカなんだから、馬鹿なりにちゃんと事実を踏まえる習慣身につけて、人と話して前に進まなきゃ、そんなスタンスに持っていこうとする本として読んだ。◇本でもネットでも僕らは悲しいくらい「読みたいモノしか読まない」。なので僕は、こんなタイトルでそんな状況をかき回そうとする試みにはとても意義を感じる。「期待とは違ったけど、でも、なるほどな」そんな読後感を創ることができるのも、本ならではなのだから。

2013/09/19

ほじゅどー

★★★★先進国では民主制が衰退しつつある(エマニュエル・トッド)。民主国家を運営しているのは完璧な存在ではなく我々と同じ人間。人間は愚かで欲張りでずるく卑怯未練なところを持っている。そういう人間の代表が行っている政治は愚かで強欲でずるいものである可能性を持っている。だからこそ情報公開で事実を他者の目に晒すことで問題点を洗い出し続けることが必要。民主制で我々に必要なのは服従や忠誠でなく、支持や参加である。民主主義は確認し続ける必要のある面倒でまだるっこしいシステムである。

2016/08/16

プラス3

「すべての国民には、“この国がどうあるべきか”を考える義務があるのだ(p167)」の一文が印象に残った。そうだよね~、そうであるべきだよね~。

2013/07/28

ミッキー・ダック

著者は、「自分ならびに他者の権利」を保つためには、民主制しかないと考える。永遠に「参加」を求める面倒なシステムだが、それを嫌がると支配と服従が待っている。バカが選ぶ、バカな政治家だから、常に注視していないとバカなことを始めるという前提。日本では特に、原子力ムラや教育ムラのように、ムラビトは公正さよりも身内への友愛を重んじて不都合な真実を隠蔽するので、モラルではなく情報システムの整備によって事実を公開させ、事実に基づく科学的な思考をして、問題の原因と責任を明確にすることが必須だと説く。全く同感だ。

2013/02/12

このこねこ@年間500冊の乱読家

⭐⭐⭐⭐ タイトルは過激でしたがなかなか面白かった。 日本における民主主義の歴史や在り方を深堀りしており、憲法改正や原発、いじめ問題とも絡めているので良かったです。 バカにも民主主義は、できますっ!!

2020/08/24

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