35歳のチェックリスト (光文社新書)
35歳のチェックリスト (光文社新書) / 感想・レビュー
青蓮
35歳は節目の歳ーー私もそろそろ、その節目を迎えるので読んでみました。「事業の成否・損得について、ときどき自分の心の中でプラスマイナスの差し引き計算をしてみることである。商売でいえば、棚卸しの決算のようなものだ。(中略)商売の状態をあきらかにして、今後の見通しを立てるものは、帳簿の決算だ。自分自身の有様を明らかにして、今後の方針を立てるものは、知性と徳と仕事の棚卸しなのだ。」何のキャリアもない自分にとって本書はなかなか耳の痛いものでしたが、勉強になりました。ただ結婚云々は余計なお世話だと思いますよ、先生!
2017/04/23
mukimi
ベストセラー作家初読み。「私はいささか過剰なエネルギーを持っている」らしく人より大きな好奇心と集中力で多種多様なことを考えてこられた方なのだというのが節々から溢れている。吸収できる年齢は35歳くらいまでと自分を追い込む必要がある(安藤忠雄)はハッとさせられた。ストレス発散法よりストレス源に気を配る、得意不得意目標を認識してコスパの良い働きを(慣れを有効活用)、システム思考(木も森も見る)、上司を褒めるのは戦略。あれもこれもではなく腹を据える35歳、それまでの時間と体力の使い方を真剣に考えねば。
2019/12/15
レモン
35歳の段階で心の棚卸しをしようとのことだが、意外と普通のおじさんかという少し残念な印象。ターゲットは男性に絞られているし、国のためにしっかり働いて税金を納め、少子化対策のために子どもを産むことを考えようというのはいただけない。本人も大きなお世話と言っているが、社会における再生産の責任のために子どもを産むわけではない。国のシステム設計の問題のはず。今後のことを考えたり、自分を見つめ直す必要があるのはわかるが、普通のビジネスマンがより幸せになるために読む本といった限定されたターゲットで残念。
2023/12/25
糜竺(びじく)
非常に良かったです。自分を見つめ直す上で、とても良い一冊でした。この本では、30代で考えておきたい事、心の棚卸しをしておきたい諸問題について、具体的な問いが投げかけられていました。体力の衰えを感じはじめる中で、どうすれば効率よくいきいきとした自分でいられるかといった、心身両面からの自分の整え方が丁寧に書かれていて、参考になりました。世の中は激しいスピードで変化していて、難しい世の中になってきていますが、どう乗り越えていくか、色々とヒントを得られた気がします。30代問わず、ためになる一冊だと思いました。
2015/03/29
u1
スッと入ってきて面白かった!まだ30歳なので、あと5年あるけど、早く読むに越したことないと思った。正直、内容的にはちょっと薄いけど、軽く2時間程度で読めるので、今日は賢い人と会話した!ぐらいの、小気味良い想いに駆られる。斎藤先生の本は読みやすいが、最近、著書数も多いので、軽いのも多々あることに気付けて良かった。まぁ100円本なのでプラスであったことに間違いはない。これからは、より深い内容の本を探していきたい。
2019/10/14
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