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戦争の社会学 はじめての軍事・戦争入門 (光文社新書)

戦争の社会学 はじめての軍事・戦争入門 (光文社新書)

戦争の社会学 はじめての軍事・戦争入門 (光文社新書)

作家
橋爪大三郎
出版社
光文社
発売日
2016-07-14
ISBN
9784334039301
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戦争の社会学 はじめての軍事・戦争入門 (光文社新書) / 感想・レビュー

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とろとろ

戦争とは暴力によって自分の意志を相手に押し付けること。平和とは戦争の一部である。貴族の利権争いが本人から傭兵に代わり貴族が国家に代われば傭兵から徴兵制に代わる。それは戦争に勝つ為の必然の結果である。毒は弱者の手段であるから使ってはならない。使うと仕返しされて国家の滅亡を招く。核もまたしかり。テロリストは軍隊ではないからドローンで攻撃しても論理的に正しい。いずれ国家間でドローンが主となる戦争が未来の姿か。しかし戦闘ロボット同士の戦争は人類の破滅をもたらすであろう。という、とても怖いお話でした。

2016/09/05

fseigojp

旧約聖書 国際法 クラウゼビッツ マハン など古典を参照しながら非対称戦争まで丁寧に解説してあった 

2017/02/06

hk

「余剰に注目せよ」「封建体制とは奴隷減少・余剰減少・縮小経済に順応した制度」「二度の鉄器革命はともに民主革命を誘発」「キリスト教が身内での奴隷を禁止したことがヨーロッパ中世の嚆矢」「講和とは勝者が自分の意思を相手に押し付けるための手続き」……などすこぶる示唆に富んだ内容だ。戦争形態を補助線にして、社会がどのように変遷してきたのかを解説していく。「誰がどのように戦っていたのか?」「余剰は増えているのか?減っているのか?特権階級の幅は?」に目を向け、その時代がどんな時代なのかを洞察するクセをつけたいものだ。

2019/09/27

funuu

戦争とは、暴力によって、自分の意志を、相手に押しつけることである。人間は古くから一定のルールに従って戦争をしてきている。原爆で平和が保たれるのも、その人間の本能によるようだ。ISも身代金はドルを要求する。ドルが紙切れになる時が新たな戦争の時代だろう。中国が挑戦してる。

2016/10/30

nbhd

まじめに、貴重な良書だと思った。石器時代から辿る戦争の世界史。始めのうちは、これは、読む「シヴィライゼーション」だなと思って興味津々に読んでいたのだが。。冷静で中立で理知的、簡潔で読みやすい短文の叙述を読みすすめるにつれ、「平和を希求するなら、これまであった戦争、いま起きている戦争から目を背けてはいけない」という著者のシンプルなメッセージを強く感じて、これは襟を正さなきゃだなといった気持ちになった、本当にまじめに。この本を皮切りにして、戦争の本をいろいろ読んでいけるような気がしている、本当にまじめに。

2023/08/16

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