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サッカー店長の戦術入門 「ポジショナル」vs.「ストーミング」の未来 (光文社新書 1182)

サッカー店長の戦術入門 「ポジショナル」vs.「ストーミング」の未来 (光文社新書 1182)

サッカー店長の戦術入門 「ポジショナル」vs.「ストーミング」の未来 (光文社新書 1182)

作家
龍岡歩
出版社
光文社
発売日
2022-02-16
ISBN
9784334045906
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サッカー店長の戦術入門 「ポジショナル」vs.「ストーミング」の未来 (光文社新書 1182) / 感想・レビュー

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tetsubun1000mg

筆者は中高でサッカー経験が無いのにJリーグ開幕に魅せられて興味を持ち独学で戦術を研究して欧州と南米へ観戦旅をする。 その後サッカーショップのヲタク店長からJ3の戦略分析長などにつく。 ユーロ現代サッカー戦術の解説本を読んでいたので大筋は理解できたのだが、90年代のバルサ監督ヨハン・クライフからの系譜であるらしい。 ペップの「ポジショナルフットボール」に繋がっていくのだが、その前のモウリーニョのスペース支配からクロップの「ゲーゲンプレス」への進化も分かりやすかった。この人にはJリーグはどう見えているのかな?

2022/04/07

フリット

面白くて、ゆっくり読むつもりが一気に読了してしまった。ストーミングとかポジショナルとか、最近は戦術の発展が著しくて理解できずにいる。戦術が進んだら、それを打ち破るような強烈な個性・技術を持つ選手が出現する、そんなサイクルが繰り返されるのかな?結局、戦術を突き詰め過ぎず、高い能力の選手を活用してあらゆる相手に対し上回る術をもつレアルマドリッドが強いという気がする。実際勝ってるし。それにしてもサッカーってやはり面白い。筆者のサッカーへ向ける熱量に何より圧倒された一冊。

2022/05/25

いぬたち

現代サッカーが理解できる良書。結局はペップから始まったわけなのだが源流は言うまでもなくクライフにある。その両者の戦術を大変わかりやすく書かれておりまたバルサ、バイエルン、シティと場所を変えるごとに進化を続ける戦術も解説なされている。またペップとは対をなす戦術家として知られるクロップや最近でも活躍する監督についての戦術も述べられているので結局過去からの戦術の流れも学ぶことが出来る。欧州サッカー好きなら相当満足出来る内容である。

2022/03/12

Emkay

ここ10年のプロサッカーの戦術を、バルセロナの黄金時代を築いたペップを中心に解説する。クライフの下、中心選手として活躍したペップの、トータルサッカーを礎にしたボールを支配するポジショナル・サッカーの解説は詳しい。各名監督の采配の違いや長短、個と組織の話や、パルマドール受賞者の顔ぶれに見る戦術の変遷、ファンタジスタやFWの必要性といった話も痒い所に手が届く感じ。サッカー素人として戦術分析ブログを書き始め、やがてはJリーグから招へいされてプロの戦術分析官になったという、豊富な表現力も素晴らしい。

2022/09/30

ジーフー

スポーツも知略戦だと分かってはいたが、戦術や分析がこれほど深く広いものだとは思わなかった。好きなチームを追い続けるのも良いが、好きな監督を追い続けるのもそれはそれで面白いのかもしれない。システムと創造性、組織と個人は相反するものではないが、揺り戻しの時期に来ている。 後は時代の戦術的ニーズによってより必要とされる選手が変わり、価値が変わるというのも面白い。ミラクルレスターのくだりが一番興味深く読めた。

2022/05/01

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