死について考える: この世界から次の世界へ (カッパ・ホームス)
死について考える: この世界から次の世界へ (カッパ・ホームス) / 感想・レビュー
CelyneMaiko
遠藤周作の死やホスピスについてのエッセイ。死に支度、老いの醜さ、ホスピスの普及活動や、目撃してきた友人作家たちの死に様について。神から見れば同じ、本性をさらけ出し足掻く、醜くジタバタした死に際について。明るく軽い口調の文体で。できるだけキリスト教の考えを交えず、と書いてあるけど、そうはなってない。昭和62年の作品だから古さもあるけど、今はもう歴史上の作家たちとの人間くさい交流が小ネタ出てくるのは面白かったな。
2023/03/10
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