暁の連合艦隊: 北洋決戦 (カッパ・ノベルス)
暁の連合艦隊: 北洋決戦 (カッパ・ノベルス) / 感想・レビュー
ニミッツクラス
94年の初版。迷犬ルパンを未読だから氏の著作はお初だと思う。本書を単刊だと思って買ってしまったが、読後にググると4巻まで確認できた。あとがきでも触れているように、仮想戦記物としては“屋上屋を重ねる”印象がある。だが、思い入れの強さを感じる沖縄決戦を導入部に据える事により今なお憤懣の思いの沖縄県民への哀悼と為政者への警鐘とし、続くパラレル日本での“神”に選ばれた長谷川少尉と山本提督の転生を描いている。ソ連の北洋艦隊と連合艦隊の北洋決戦はいささか手温い描写ではあるが、後半の見処となっている。★★★★☆☆
2013/05/14
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