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風刃迷宮 (カッパ・ノベルス)

風刃迷宮 (カッパ・ノベルス)

風刃迷宮 (カッパ・ノベルス)

作家
竹本健治
出版社
光文社
発売日
1998-12-01
ISBN
9784334073237
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風刃迷宮 (カッパ・ノベルス) / 感想・レビュー

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空猫

智久の姉・典子を始めトラウマ体験をもつ人物たちが巻き起こし・巻き込まれる事件が重層的に展開。過去の回想,フラッシュバック・悪夢・妄想・白昼夢(?),催眠に誘導された映像らしきものが断片的に次々語られ何が事実なのか不明瞭なまま不安で不審な事態が並進・交錯する不気味な物語。シリーズの外伝という位置づけらしいが,智久を含む牧場一家の複雑なルーツから始まって,謎めいた境遇であり存在であることを表し固めていく外せない作品だと思う。外伝とは恐らく,武藤類子が殆ど何もしないというだけの意味しかない。 

2017/11/12

cinos

インド古代遺跡での火災事故、六本木路上での殺人、質屋の女主人の失踪と次々事件が起こります。その関連性がわからないまま、智久らしい青年が事件の影に。催眠術も登場し、幻想的なシーンもあり、どこまでが真実なのか、迷宮に迷いこんだような不思議な話でした。『入神』読んでみないと。

2018/07/30

緋莢

インド古代遺跡での火災事故に遭遇した牧場典子は、謎の声に導かれて一命をとりとめる。その後、六本木での殺人事件、巣鴨での質屋の女主人の失踪と典子の周りで騒動が起き、そこには弟で、囲碁棋士の智久と思われる少年の影がちらつき・・・

2017/03/06

hirayama46

タイトルの通り読んでいて迷宮に入りこんだような幻想的・幽玄的なミステリ。嵌まるべきピースがすべてきれいにすっきり……というタイプの小説ではありませんが、嵌まらないピースがごろごろしているような読み物も良いものだな、と思いました。

2016/12/27

lunarFarside

牧場智久シリーズなわけだが、そもそも牧場智久がゲーム三部作の人物だと知らなかった。ゲーム三部作は揃ってから読もうと思いつつ未だ二冊止まり・・・。とはいえまあ今回は智久は大して出番もなくまあいいかという感じ。トリックどうこうより、幻想的なストーリーというのは匣の中の失楽の読み味に近い感じかな。キャラは面白いけど全体的にはさほど興味を持てない事件ではあった。

2012/10/11

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